天神テイクアウトレポートVol.1
2020年4月20日(月)12時頃。天神を代表する3つの居酒屋のテイクアウトを体験取材してきました。もちろん、交通手段はオープンエアーなママチャリです。
1.百式
まずは百式。表に、「百式テイクアウト」の暖簾が。知り合いの書道家が書いてくれたとか。
告知ポスターもセンスがいいです。
軒先には、晩酌セットのディスプレイ。晩酌5つセット1200円を購入。
左上から、
あまおうとチーズの生ハム包み
チーズそぼろ
みょうがと何かの浅漬け
マッシュポテト
高菜の油炒め
女性店員さんが表まで出てきてくれ、テイクアウトを待っている間も世間話をしてくれました。リアルな人と会話するのが久しぶりだったのもあり、心が溶かされます。テイクアウト持って来てくれたお兄さんも爽やかでいい感じ。元気で明るいだけじゃない、人に寄り添う術を持った都会的センスのスタッフ。やはり、百式の真価は"人"にあると感じました。
帰り際、オーナーさんも自ら調理場立つ姿が見えました。
2.ながおか
博多天ぷらのながおか改め、博多弁当ながおか、いつもの4人プラス新人の方1名でやられてました。「こんちは」と不安げに挨拶すると、店長さんが即座に「こんにちは!」と気づいてくれました。マスクつけてるし、髪だいぶ伸びた不審なおっさん風なのに、よく気づいてくれました。さすがです。
作り置きの、全力南蛮弁当に、お惣菜がメイン。待ってる間に、カウンターでちょい呑みもできるとのこと。天丼など丼物はオーダを受けてから作るようです。また出前は近所だけの対応で、使ってくれるのは常連さんだけとのことでした。
店長さんは、「とにかく何かやらないと思ってやりはじめたが、だんだん弁当屋のやり方がわかってきた」と。例えば、お惣菜はカウンターに並べて、減る量を見ながら少しずつ補充仕込みしたりなどです。
購入したのは、全力南蛮弁当1000円、カマンベールチーズ天250、いぶりがっこクリームチーズ200円です。
ママチャリ疾走に耐えきれず、弁当の中でタルタルが大惨事です。フタには、Have a great day の文字が。いろんな意味で、グレートな弁当になってしまいました。
最後に、「これもよかったら、お家でどうぞ」と渡された天かす。
ながおかの良さは、店長さんの発想とアイディア溢れる取組みだと感じました。店名を「博多弁当ながおか」に期間限定で改名することで、本当に弁当屋業を極めてやるぞという姿勢が見えてきます。ちょい飲みカウンターや、お土産の天かすなど、随所にアイディアが散りばめられています。このようなアイディアの大元には、店長さんの発想の転換(弁当屋になりきる)があるように思います。
やはり、馴染みの顔を見るとなんだかほっとしました。余談ですが、弟さん以外は、皆んな髪型がガラッと変わってました。
3.赤坂こみかん
最後は和食居酒屋の名店、赤坂こみかん。こちらも、窓枠を外して即席の売場を開設しています。名物のり弁1200円をはじめ、いくら丼1800円、うに丼5000円など、お弁当としてはアッパーな商品構成です。また、自家製味噌や瓶詰め塩辛などの保存食も販売されてました。
かわいいのし付き弁当。
中身もきれい。
この紙袋にいれてくました。これも、わいかー
特製朴葉味噌600円
こみかんの良さは、その高品質でセンスの良いブランドイメージがパッケージや包装に現れていること!に尽きるでしょう。近くにあったら、足繁く通うかと問われれば、うーんと唸ってしまうもですが、ファンならば、多少高くても欲しくなるのかも知れません。でも、改めて、自分がこみかんをリアル店鋪として使うシーンはと考えみると…年に数回の特別なシーンだと思い至りました。テイクアウトになっても、ブレない店鋪コンセプトが素晴らしいと思いました。
おまけ.町家あかりや
帰り際、個人的に大好きなあかりやの前を通りました。16時〜19時で惣菜のテイクアウトをやっているとのこと。
あかりやさんも、猫が大事なことをわかってらっしゃいます。
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